防衛大臣臨時記者会見

日時
令和元年12月18日(水)21:28~21:39(日本時間)
場所
ホテルニューオータニ長富宮2階百合D
備考
河野大臣中国訪問(日中防衛相会談後臨時会見)

1 発表事項

 本日、中国の魏鳳和国防部長と約1時間50分、日中防衛相会談を行いました。防衛大臣として、訪中は10年ぶりということになりますが、防衛相会談を実施し、今後の日中関係について、かなり率直に突っ込んだ議論ができたのは大変良かったと思います。冒頭、私から、尖閣諸島周辺の海空区域における東シナ情勢、これは中国の公船などの活動に対する懸念を伝えるとともに、中国側の前向きな対応を求めました。地域情勢に関して申し上げれば、南シナ海における係争中の地形の非軍事化の重要性を指摘したほか、北朝鮮情勢について、安保理決議の完全な履行が重要であるということを確認した上で、朝鮮半島の非核化に向けて日中間の連携を進めることで一致しました。防衛交流につきましては、引き続き、日中の防衛交流を推進し、来年、国防部長の訪日、あるいは、各軍種間におけるハイレベルの相互往来を含む交流を推進していくことで一致しました。海空連絡メカニズムにつきまして、2018年6月の運用開始以来、適切に運用されていることを確認すると同時に、ホットラインに関して、開設に向けた調整が着実に進展していることを歓迎すると同時に、早期開設に向けた取組を加速していくということでも一致しました。その後、夕食会で更に2時間ばかり部長と色んな話をさせていただきました。

2 質疑応答

Q:今回の会談ですが、当初中国の国防政策に関する懸念を伝えるということと、信頼関係を構築していくということが会談の目的だったと思いますが、今回の会談を終えて、当初、考えていた目的が達成されたのかということと、今後、中国に対して求めることを改めてお願いできますでしょうか。

A:東シナ海、南シナ海をはじめ、様々な日本側が持っている懸念について、しっかり説明をすると同時に、それについての突っ込んだやり取りをすることができました。それと同時に、お互いの相互理解、お互いの意図することをしっかり理解して、不測の事態を防ぐということがやはり防衛交流をやっていった成果になると思いますので、防衛交流をしっかり進めていくことで一致をすることができたというのは非常に良かったと思います。来年、国防部長に訪日していただいて、様々な軍種間でのハイレベルの交流も進めていけると思いますので、そうした交流を進めていく上で、お互いの意図を理解し、透明性を向上していく、その第一歩を踏み出すことができたのではないかと思います。

Q:会談の中で、東シナ海や尖閣のことについて触れられたと思いますが、中国からはどのような反応が得られたのかというのと、一方で、昨日、今日続いて尖閣周辺に中国の公船の進入が続いていますけれども、今後、中国にどのような対応を求めていきたいとお考えでしょうか。

A:先方のおっしゃったことを私から申し上げるのは差し控えたいと思いますが、かなり率直なやり取りができ、その結果として、相当こちら側の意図することは理解をしてもらったと思っております。中国側も偶発的な不測の事態が起きることは決して望んでいないわけでありますから、我々の意図を理解した上で、しっかり中国側に対応をしていただけると思います。

Q:INF条約後の核軍縮の取組について、大臣から紹介がありましたでしょうか。

A:ミサイル、核について、やはり中国もこの核軍縮、ミサイルの枠組みにしっかり入ることが大事だと問題提起をしました。

Q:それについて先方の回答は。

A:先方のことを私からこの場で申し上げるのは差し控えたいと思いますが、夕食会でも相当な時間色々なやり取りがありました。我々の意図はしっかり伝わっていると思います。

Q:香港情勢について、もし触れられた場合、その理由はどういった感じでしょうか。

A:香港情勢についても、会談の中でやり取りがございました。日本としての懸念をしっかりと伝えるというのが大事だと思いましたので、この問題についても国防部が直接、今の時点で何とかということではありませんが、日本側の懸念ということで伝えました。

Q:副主席との会談の中で、河野洋平について言及ありましたが、それはどのように受け止められたのでしょうか。

A:これまでの日中関係の中で、河野洋平外務大臣あるいは衆議院議長、また政界から離れた後も日中関係に非常に深くかかわってきておりますので、そういう意味で河野洋平の知り合いが中国内に多いのも事実でございますし、河野洋平について、色んな方がおっしゃるのもこれまでもありました。

Q:大臣がおっしゃった北朝鮮に対する安保理決議の完全な履行の重要性について一致したという点ですが、具体的な文言はあれかもしれませんが、中国側としてはどういうかたちで、重要性の認識について説明があったのでしょうか。

A:中国もこの朝鮮半島の非核化は、中国にとっても非常に重要な課題という認識をされている、それを実現するためには中国も安保理決議をしっかり履行することに意味を見出しているということだと思います。

Q:来年春の習近平国家主席の訪日に向けた、来賓としての訪日に向けたやり取りが何かあればお願いします。

A:来春の習近平主席の訪日に関して、良好な関係を作っていく必要がある、その上で中国側に相当努力をしていただかなければいけないことがあるということは申し上げました。

Q:それに対して先方はどのような反応がありましたでしょうか。

A:先方からの反応を私から申し上げるのは差し控えたいと思いますが、それは国防部長あるいは副主席、よく御理解をいただいたのではないかと思います。

Q:最後の件なのですが、相当な努力というのは尖閣であるとか、あるいは、日本人の拘束であるとか、あるいは、香港、ウイグルの人権問題、そういった日本国内で今、中国の習主席を国賓として迎えることについて、批判が出ていることについて、そういう文脈で大臣はおっしゃったんでしょうか。

A:良好な環境の中で、この国賓としての訪日を成功させるためには、やはり懸案となっていることを一つずつ解決をする、それが大事だということを申し上げ、その中には日中双方が努力しなければいけないこともありますが、主に中国側にしっかり努力をしていただく必要があるものもあるとは申し上げました。

Q:具体的には。

A:申し上げるのは差し控えたいと思います。

Q:今日の話ではないのですが、明日、人民解放軍の陸軍を視察されますが、その狙いと意義を教えてください。

A:首都を守る警衛団、警衛部隊でありますから、中国の部隊の現状というものをしっかりと見せていただくというのは、この透明性の向上という中でも意味があるのではないかと思っております。

以上

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