防衛大臣臨時記者会見

日時
令和元年12月1日(日)00:23~00:36(日本時間)
場所
The Leela Palace New Delhi 9階 ラウンジ
備考
河野大臣インド訪問(日印防衛相会談、日印「2+2」後臨時会見)

1 発表事項

(茂木外務大臣)
今日ですね、日印の外務そして防衛の4閣僚によります会合、いわゆる「2+2」、インドと初めて行った訳でありますが、日印にとって初となる歴史的な今回の「2+2」、成功裏に開催され、4大臣で共同声明を発出できたことを大変うれしく思っております。今日の日程で言いますと、最初にですね、午前中河野大臣とともにモディ首相を表敬いたしまして、安倍総理とモディ首相の堅い絆によりめざましい発展を遂げてきた日印関係を更に強固にしていくことを確認しました。また、「2+2」会合に先立ち、ジャイシャンカル外務大臣との間で、第12回目となります、日印の外相間戦略対話を実施いたしました。戦略対話においては、今回の訪印の成果を、来たる安倍総理のインド訪問時におけます日印首脳会談につなげていくことを確認するとともに、高速道路をはじめとする重要な案件及び地域情勢そして国際場裏における協力について意見交換を行ったところであります。「2+2」におけるですね、主な議論でありますが、二国間の安全保障協力そしてインド太平洋地域における協力、日米印協力等について意見交換を実施しました。2点だけ紹介したいと思うのですが、1つは物品役務相互提供協定について、締結に向けて交渉、大幅に進展して、そのことを確認して早期の交渉妥結を目指すことで一致しました。日本の「自由で開かれたインド太平洋」構想と、モディ首相が今月EASで発表されました「インド太平洋海洋イニシアティブ」、そしてまた、ASEANによります「インド太平洋に関するASEANアウトルック」の一貫性、そしてまた、共通性、これについて認識を共有いたし、相乗効果をもたらすようにですね、期待することを確認したところであります。引き続き、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、地域における協力関係を強化していきたいと思っています。夕食会まで「2+2」が続いた訳でありますが、北朝鮮を含みます東アジアの情勢であったりとか、南アジアといった地域、また、国際社会の安全保障環境について意見交換を実施したところであります。南シナ海の情勢に関しましては、現在行われております、中国とASEANの間のCOC交渉への対応について意見交換を行ったところであります。今後も、ジャイシャンカル外務大臣そしてシン国防大臣と緊密に連携してですね、安全保障?防衛分野での具体的な協力を積み重ね、日印の特別な戦略的グローバル?パートナーシップを力強く推進してまいります。

(河野防衛大臣)
本日午後5時半より、日印間で初の閣僚級「2+2」を実施し、続いてワーキングディナーを行いました。また、「2+2」に先立ち、茂木大臣と一緒にモディ首相を表敬訪問し、その後ヒンドン空軍基地の視察をさせていただきました。また、午後4時より日印の防衛相会談を行いました。「2+2」では、日印間の安全保障?防衛協力を更に進めていくことを改めて確認をいたしました。具体的には、昨年末までに陸海空の3軍種全てで共同訓練が実施されたことを歓迎するとともに、各軍種間の訓練の定期開催及び拡充に向けて努力をしていこうということで一致をし、来年にはインドの主力戦闘機でありますSu-30MKIの飛行隊が来日し、戦闘機による共同訓練を行うことで一致をいたしました。実現すればアメリカ、イギリス、オーストラリアに次いで戦闘機で共同訓練を行う4カ国目となり、インドの防衛協力における重要性を示すものとなります。また、日印間でACSAが締結されれば、共同訓練を含む両国間の運用面での防衛協力を円滑化することができるようになり、更なる防衛協力の進展が見込まれると期待をしております。海洋安全保障協力に関しましては、昨年12月にインド洋地域情報融合センターが設立されたことを歓迎するとともに、両国が海洋安全保障及びMDAの分野で協力を一層推進する意図を表明し、具体的な取組としては、海上自衛隊とインド海軍の間で、船舶情報を含めた情報交換の運用が開始されたことを歓迎しました。防衛装備?技術協力については、UGV/ロボティクスの分野での共同研究の進捗を歓迎するとともに、引き続き、装備当局間の定期協議を通じて、具体的な協力案件を特定していくことで一致しました。また、インド太平洋地域の協力については、「インド太平洋に関するASEANアウトルック」、「インド太平洋海洋イニシアティブ」及び「ビエンチャン?ビジョン2.0」を歓迎することで一致しました。ワーキングディナーでは、朝鮮半島や南シナ海情勢を含む地域情勢に関する意見交換をしたところであります。今後もこうした「2+2」をはじめとする枠組みを通じて、日印両国の共通の関心であります、インド太平洋地域の平和、安定、繁栄のために、安全保障協力をしっかり進めていく、その土台を作ることができたと確信をしております。私からは以上です。

2 質疑応答

Q:中国は経済力を背景にこの南アジア地域を含めた、インド太平洋地域で影響力を増しています。こうした文脈の中で、今回インドとの初めての「2+2」どのような意義があったと考えて、具体的に中国を巡っては、どのような議論が今日行われましたか。

A:(茂木大臣)先ほど申し上げましたが、日本の自由で開かれたインド太平洋構想、そして、インドのモディ首相のイニシアティブ、さらにはASEANのアウトルック、この3つは一貫性、共通性がある。その下で、安全保障、そして防衛分野について、日印間で協力を進める。これは非常に大きな意義があった、このように考えております。同時に、航行の安全、自由、さらには法の支配、そしてインフラについてもですね、持続可能性等々ですね、両国持っております共通の価値観、こういうものについても確認することができ、さらにはですね、スリランカであったり、様々な近隣地域における事業案件、これについてもですね、日印間で今後、協力を深めていこう、ということで一致することができたということは、大きな成果になったと、こんなふうに考えております。

Q:河野大臣にお伺いします。「2+2」が開かれたことで、インド太平洋構想の実現に向けてどのような意義があったのかということについて教えてください。

A:(河野大臣)今回の「2+2」を通じて、日本とインドの間のACSAの締結に向けて大きな前進があったこと、また、これまでも行われてきている三軍種間での共同訓練を定期的に行っていこうということで一致をした、あるいは、初の戦闘機による訓練を行うということ、更には、防衛装備品の協力について、しっかりと特定をしていこうというようなことが一致をした等、防衛協力がさらに深まっていくことが想定をされておりますし、私は深めていくことができると確信をしているところでございます。インド太平洋を自由で開かれたものにするという構想の中で、日本、インド、そしてアメリカ、オーストラリア、こうしたところが緊密に連携していくことが非常に大切だと思っております。この自由で開かれたインド太平洋構想に賛同する国に広く門戸を広げながら、しっかりとその実現に向けて努力をする、そうした理解の一致が見られたと思います。

Q:もう一つACSAについてなのですが、来月、首脳会談も予定されています。年内の協定の締結に向けて準備を進められていると思いますが、年内に実現しそうかどうかということと、その協定を結ぶに当たっての課題となっていることはありますでしょうか。

A:(河野大臣)大きく前進をしていると言っていいと思います。事務方で鋭意協議をしてもらっていますが、そんなに大きな問題はないであろうと思っております。

Q:年内、協定締結は。

A:(河野大臣)時期的なものについては、まだ申し上げる状況にはないのかもしれませんが、大きく前進をしていると申し上げてよいと思います。

Q:茂木大臣にお伺いしたいのですけど、外相間の戦略対話の中でRCEPについてどのようなやり取りがあったのかということと、来月には安倍総理がインドを訪問されますけれども、その機会も捉えて、またインド側と16カ国の妥結に向けて働きかけを行っていく考えはあるどうかというのをお願いします。

A:(茂木大臣)ジャイシャンカル外相と先週も名古屋で会っておりまして、かなり先週RCEPについては外相との間でお話をしております。今日、モディ首相を表敬した際にですね、RCEPの話題も出させていただきました。安倍総理の訪印時、どういったテーマを使うかどうかということを今、事務方のほうで協議をしているところでありますが、外交、安全保障、さらには経済連携、様々なことについてですね、協力関係を確認できるような首脳会合になれば、こんなふうに思っております。

Q:関連で、茂木大臣にお伺いします。RCEPなんですけども、インド側の参入、参加のネックになっていることとかですね、それに対し、日本に何ができるかお考えをお聞かせください。

A:(茂木大臣)先週のジャイシャンカル外相との議論の中で、様々インドが持っている懸念についてお話を伺いました、そして、日本として出来る限りの協力をしたい、こういうお話をしておりますが、御案内のとおり今、交渉継続中でありますので、交渉の内容については、コメント控えさせてください。

以上


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