日米防衛相会談の概要

令和2年8月29日
防衛省

 令和2年8月29日、14時40分(現地時間)から約120分間、河野防衛大臣とエスパー米国防長官は、米グアム準州アンダーセン空軍基地において会談を行ったところ、概要次のとおり。

1 地域情勢等

 両閣僚は、インド太平洋地域の最新情勢について意見交換を行った。
 両閣僚は、東シナ海情勢?南シナ海問題に関し、力を背景とした一方的な現状変更の試みに反対するとともに、法の支配、航行の自由の定着等に向けた協力の重要性を確認した。また、両閣僚は、東シナ海の平和と安定の確保のため、より緊密に協働していくことで一致し、日米安全保障条約第5条が尖閣諸島に適用されること、及び両国は同諸島に対する日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対することを再確認した。さらに両閣僚は、自由で開かれたインド太平洋を維持?強化するため、日米が基軸となって、共同訓練や能力構築支援の実施などを通じ、地域内外の多様なパートナーとの協力を強化していくことの重要性を確認した。
 両閣僚は北朝鮮問題を巡る直近の状況について意見交換を行うとともに、北朝鮮のたび重なる弾道ミサイルの発射は、国連安保理決議違反であり、我が国のみならず、国際社会に対する深刻な挑戦であることを確認した。また、両閣僚は、北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイル計画の完全な、検証可能な、かつ不可逆的な廃棄に向け、引き続き、国連安保理決議の完全な履行を確保することの重要性を確認し、北朝鮮による「瀬取り」対策に関し、引き続き日米が有志国と連携して取り組むことで一致した。

2 日米防衛協力

 両閣僚は、ポストコロナの時代も見据え、強固な日米同盟関係を基盤として日米両国がアジア太平洋地域の平和と繁栄により一層大きな役割を果たしていくことを確認した。両閣僚は、整合する両国の戦略を具体化するため、日米間で緊密に連携し、日米同盟の抑止力?対処力の一層の強化に取り組むことで一致した。その一環として、両閣僚は、周辺国における軍事活動の活発化や軍事技術の進展も踏まえ、総合ミサイル防空能力やISR能力を強化していく必要性について一致した。

3 在日米軍

 両閣僚は、グアム移転事業の進捗を確認し、その着実な進展を歓迎した。両閣僚は、普天間飛行場の辺野古への移設が、普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策であることを確認し、河野大臣から、沖縄をはじめとする地元の負担軽減に向けた協力を要請した。両閣僚は、米軍再編計画の着実な進展のため、その他の事業についても日米で引き続き緊密に協力していくことで一致した。両閣僚は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止及びその影響を緩和するために、日米で緊密に連携していくことを確認した。両閣僚は、在日米軍の即応性維持の重要性を確認するとともに、その即応性維持のためにも地元の理解と協力が不可欠であるとの認識の下、引き続き日米で協力していくことで一致した。両閣僚は、米軍の安全な運用の確保の重要性を確認した。

(了)

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